トイプードルの飼い方

トイプードルを迎える準備をしよう!
★ケージ
ちょっとゴミ捨てに行ったときなど目を離したすきに誤飲などのアクシデントが起きることもあるので安全を確保するために必要です。
トイレトレーと犬用ベッドを置いても少し余裕がある程度の広さがあり、組み立てやすく掃除がしやすいものがおすすめです。置く場所は家族が集まり目の届く場所にしましょう。
テレビや掃除機、インターホンの音がしても大丈夫ですがずっとうるさい所はや落ち着けません。
また、直射日光が当たる場所や昼暑くて夜寒いなどの気温差が大きい所、風通しが良すぎるところなどは避けましょう。
★給水器
おとなしい子なら水飲み用のお皿でもいいですが水入れの中に入ったりひっくり返したりしてびしょぬれにならないように注意が必要です。給水ボトルの方がぬれるリスクは抑えられます。
★キャリーバッグ
獣医さんに行くときやお出かけする時につかいます。子犬の時は特にワクチンや検診で動物病院にまめに通うことになると思います。車に備え付けられるタイプのものもあります。
★フード
今まで食べていたものがよい 年齢など適したものを
★フードボウル
最初の内はとりあえず深さがないお皿を用意しましょう。子犬の内は手足を突っ込んで遊び食いしありするので割れにくいプラスチックのものなどがおすすめです。やがてうまく食べられるようになったら深さのあるお皿に変えましょう。
★トイレトレー、トイレシーツ トイレシーツをボロボロにしちゃう子はメッシュカバー付きのトイレの方がいいでしょう。
★消臭剤
トイレを失敗したときなど掃除をして臭いを消さないとそこがトイレだと勘違いして覚えてしまうので用意しときましょう。
★おもちゃ
遊ぶときや留守番させるときのおともに 壊れやすかったり、小さな部品があったり飲み込めてしまう大きさのものは誤飲しないように注意しましょう。
★ブラシ
トイプードルは毛玉になりやすいため毎日のブラッシングが大切なため用意しましょう。
きちんと梳けているか確認するための「コーム」、梳くための「スリッカー」や「ピンブラシ」が必要です。
プードルはシングルコートなので、アンダーコートはないのでアンダーコートを取り除く用のブラシは必要ありません。
また、冬場の寒い時期にはペット用ヒーターを用意したり、家でトリミングしてあげる場合は、シャンプーやドライヤー、バリカンなども必要になったりします。
食餌について
ドッグフードには、大きく分けてドライフード、セミモイストフード、ウェットフードと分れていて、その中でも特にドライフードは種類が多く、犬種別やライフステージ別、ダイエット用、アレルギー用など様々なフードが発売されていますし、ドライフード以外でもセミモイストタイプやウェットフード、離乳食から介護食、おやつなどとあるのでドッグフードは、愛犬の成長や体質に合わせて買うことが出来ます。
また、トイプードルは子犬の頃はよくごはんを食べますが生後8カ月を過ぎるとごはんをあまり食べなくなることもあるようで愛犬がどのドッグフードも食べてくれないと頭を抱える飼い主さんも多いようです。
ごはんの食べすぎやわがままで食べない子には無理に食べさせず1食抜いてみる方法もあります。
ご飯をあげてもすぐに食べない場合は、食器をすぐに片しちゃいましょう。食欲はないけど元気があっておやつは食べるし、人間の食べ物を欲しがる場合はわがままで食べないだけなので心配いりません。
また、今あげているフードの量が適量か、ごはんの直前におやつをあげていないか、家族の誰かがこっそり人間の食べ物やおやつをあげてないか確認してみましょう。
しつけについて
トイプードルは賢く訓練性も高い犬なのでしつけなくても大丈夫かと思われてしまいますが、そうではありません。
賢くて運動神経のいいプードルはしつけをしないで甘やかしていると自分の方が飼い主より上だと思って、今後のしつけにも苦労するし、問題行動が起きてしまうこともありますので、しっかりしたしつけが大切です。
また、アイコンタクトをするようにしたり、口の中や足先など犬が触られるのが苦手なところを少しずつ慣らしたりしてあげてどこを触られても平気なようにしてあげた方が獣医さんの診察の時などに便利です。
お手入れについて
トイプードルは抜け毛が少ない代わりに毛がどこまでも伸びるシングルコートなので被毛のケアは大切で、カールした巻き毛は手入れを怠ると毛玉になってしまい、ただの毛玉だと思って放置すると皮膚疾患の原因になることもあります。
ブラッシングの大まかな流れはスリッカーブラシで毛の間に入ったごみや毛玉を取ってあげてから、獣毛ブラシやピンブラシで全体をブラッシング、細かなもつれ毛をとかしたり顔など細かな部分の毛並みを仕上げたりするにはコームを使います。
過剰に分泌された涙の成分で、目の周りの毛が変色してしまうことを「涙やけ」といいますが、特にアプリコットやクリーム、ホワイト等毛色の薄い子が目立ってしまいます。
また、目ヤニなどを放置していると目の中に雑菌が入ってしまう原因になるので、市販の涙やけローションなどをコットンにつけて目の周りをこまめに拭いてあげて清潔を保つようにしましょう。
トイプードルの耳は外側だけでなく内側の奥までやわらかい毛がびっしり生えているので耳垢が出にくい構造で鼓膜付近に汚れが溜まりやすくなっています。
耳の中の汚れを放置していると外耳炎になりやすくなりますのでイヤークリーナー(耳洗浄液)とコットンを使い、耳掃除を行う必要があります。
掃除方法は、プードルの耳の中にイヤークリーナを数滴たらし、耳の付け根をマッサージして洗浄液をなじませたら耳の中の汚れが出てくるのでコットンでふき取ります。
飼い主が行うのが難しい場合は、トリミングサロンや獣医さんでやってもらいましょう
肉球はぷにぷにとしていてかわいいだけでなく歩行の際の衝撃を吸収したり、触覚器官として働いたり、体の中で唯一の汗腺器官だったりと重要な役割を果たしています。
大切な肉球ですが毎日の散歩でアスファルトの上を歩くことやフローリングの薬剤で硬化・角質化が進んでしまいます。
固くなった肉球は滑りやすくトイプードルに注意したい関節トラブルや転倒の原因になってしまうため、散歩の前後に肉球クリームをマッサージしながら塗ってあげるなどのケアをしてあげましょう。
また、足の裏の毛が伸びていても滑る原因になるので、まめに足の裏をチェックして伸びていたらハサミやバリカンでカットしてあげましょう
病気・怪我の予防
トイプードルは運動神経がよく、運動も大好きですが、過度の運動のしすぎや高いジャンプなどは控えさせた方がいいでしょう。
適度な運動はストレス発散にも効きますが運動のさせすぎは関節に負担がかかってしまい、股関節形成不全や膝蓋骨形成不全のリスクが上がりやすくなってしまいますし、高いジャンプなどは着地に失敗してケガをしてしまうこともあります。
特にティーカッププードルなどの小さなトイプードルは骨も細く折れやすいため注意が必要です。
また、フローリングなど滑りやすい所での運動や足裏の毛が伸びていて滑りやすくなっていたりしても負担がかかるので滑りやすい所では遊ばせないようにしたり、滑らないように対策したりしましょう。