ラブラドールレトリバーがかかりやすい病気・ケガ
症状 | 子犬の時は同腹の子と比較して体格が異常に小さく、体重増加が見られないなどの発育障害を起こす。また、食欲不振、うつ、下痢や嘔吐、多飲多尿なども見られます。 血尿や排尿困難、運動失調、昏迷、脱力、円運動、昏睡も起こります。 |
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原因 | 胎児期は胎児の母親の血液から栄養をもらうため、胎児の肝臓は働いていないため、心臓に戻ってくる血流が肝臓を通過せず、シャント血管を通って大静脈から直接心臓に流れ込むため、肝臓に栄養がいかず肝臓が成長しなくなります。 |
治療 | 外科手術により行われ、肝外シャントの場合シャント血管を特殊な器具で閉鎖するのが一般的です。 |
症状 |
眼の水晶体が濁り、視力が低下し、時には視力を失うことになります。 視力が低下することにより、歩行がぎこちなくなったり、よく物にぶつかるようになるなどの歩行時の異常が見られるようになります。 |
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原因 | 2歳以下で症状が現れる遺伝性の病気です。 |
治療 | 発症初期は、目薬による病気の進行を抑制しまう。末期には、網膜に異常がない場合のみ、白濁部分を吸引して取り除き眼内レンズを入れ視界を確保できます。 |
症状 | 眠いわけではなく、突然突っ伏したり横に倒れたりします。数秒から30分ほど続き、外界からの刺激により戻ることが多いようです。 |
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原因 | 遺伝子の病気や自己免疫疾患、神経系の異常が考えられますがよくわかっていません |
予防 | 遊びや食事などで明確に発症の引き金となるものは生活環境から排除しましょう。また、突然転倒しても大けがしないように常に安全な場所を確保して動物をよく観察するようにしましょう。 |
症状 | 股関節が変形し、後ろ足が立たなくなることもある。歩行時に腰が左右に揺れる。走行時に後ろの両足をそろえてうさぎ跳びのような格好をする。異常な体位で座る。 |
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原因 | 遺伝的疾患だが、約30%は生育環境が原因ともいわれています。発育期における過度の体重増加により股関節の骨や軟組織に負担をかけすぎると、股関節が十分に発達しません |
治療 | 若い犬で、初期症状の段階なら安静にすること。ある程度進行すると、抗炎症剤などの投与することもあります。すでに運動機能が損なわれている場合は、手術により、骨盤の一部や大腿骨頭を除去します。 |
症状 | まつ毛が内側に巻き込んでいる。痒みのために、眼をこすり、涙や目やにも出ます。 |
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原因 | 先天的なものがほとんどですが、外傷やほかの病気が原因のこともあります。 |
治療 | 軽度なら、刺激するまつ毛を抜いて点眼薬などをさせば症状は落ち着きます。それ以外は、犬の成長に伴って何度か手術を行う必要があります。 |
予防 | 眼の状態をこまめにチェックし、獣医の適切な処置を受けるようにしましょう。 |
症状 | 光を感知する網膜が委縮・変性して正常に働かなくなり、初期は夜に目が見えにくくなり、しだいに日中でも視力が弱くなりやがて失明します。 また、見えにくくなっていくため、物に躓いたり、ぶつかったりしたり、溝に落ちたりしたり、運動性が低下します。見知らぬ場所ではこの行動が顕著に出ます。 |
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原因 | 網膜の光を受容する部分が異常が生じて網膜が徐々に委縮していきます。 |
治療 | 確かな治療法はないため、愛犬がストレスにならないよう生活面に配慮が必要です。 室内のトイレや食器、家具などの配置を固定して、通路に邪魔なものを置いたりしないようにしましょう。 また、散歩も人通りの多いコースは避けて、静かなコースを歩くようにしましょう。 |
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