ラグドールの飼い方
ラグドールを迎える準備をしよう!
◎迎えるために必要なもの
★キャットフード
★エサ皿・・・・・陶器製、ステンレス製がおすすめ
★給水皿・・・・・飲み水を切らさないようにする
★猫用トイレと猫砂・・・・・体が大きいのでトイレのサイズも大きいものが必要
★ブラシ、コーム
★爪とぎ・・・・・ソファーや、壁、家具の足などで爪を研がれないようにも爪とぎを用意しておきましょう
★爪切り・・・・・難しい場合は、動物病院などでやってもらってもOK
★シャンプー・・・・・猫用シャンプー(人用はダメ)、年数回ほどの回数でいいのでペットショップなどにトリミングを頼んでもOK、
★キャリーバッグ・・・・・動物病院などに出かけるとき必要
★ケージ・・・・・留守番が多かったり、入ってはいけない部屋があったりなど必要な場合
★おもちゃ・・・・・猫じゃらしなどの遊び道具
食餌について
ラグドールは体が大きく4歳ごろまで体が成長し、骨太な骨格を作るため良質な高たんぱく、高カロリーのフードを上げる必要がありますが、肥満にならないようにあげすぎにも注意してください。
しつけについて
しつける時には、しつけも大切ですが、環境づくりも大切で、壊れやすいものを低めの家具の上に固定せずに置いておいたりすると、ラグドールは家具の上に登るのが好きなので家具の上に登った拍子に落としてしまうこともあるかもしれませんが、家具の上に落ちやすいものを置いとかないようにするなど対策をすることで、防げることもあります。
トイレのしつけは、排泄自体は習性の一つですので、場所さえ覚えてしまえば、次からはきちんとトイレでしてくれるようになりますが、場所が気に入らなかったり、トイレが汚かったりすると違う場所でしてしまうこともありますが根気よく覚えさせましょう。猫が床の匂いを嗅ぎだして砂を掻くようなしぐさをしたらトイレのサインですので、トイレに連れてってあげてうまくトイレで排泄したらたくさんほめてあげてください。
ラグドールが悪いことをしている場合の叱るタイミングですが、「現行犯」で叱ることが大切です。人間であれば、壊れた花瓶を見つけて「これだれがやったの?」と追及していくことが出来ますが、猫は花瓶が壊れることが悪い事なのかはわかりませんが、その状況が起きた時に叱ることによってこれは悪いことをしてしまったのだと理解させることが出来ます。
叱るときに体罰をすることは、猫にとって人間に対する恐怖心を産む以外何物でもないので、猫をたたいたり蹴ったりすることは、猫との信頼関係を壊すだけになってしまいます。
猫は、人間よりはるかに優れた聴力があるため、缶が床に落ちた音や、ドアが風で勢いよくバタン!と閉まった音、人間の怒鳴り声などの大きな声などが苦手ですので、悪さを叱るときは、「だめ」と、大きめの声で叱ったり、缶などを使って大きな音を出したり、などして、これをすると嫌な音がすると思わせることはしつけをするうえでとても効果的ですが、やりすぎはこの人は嫌な音ばかり出すと猫に嫌われてしまうこともあるので、注意してください。
猫は遊びが好きで毎日運動会のように活発な動きをし、構ってほしい時には、手足に噛みついたり、猫パンチやキックなどをしてきます。
幼少期に家族で過ごしながら社会性を学んできた猫なら怪我させないように甘噛みをしてきますが、早めに家族から離されてしまったこの場合は、家族で触れ合ったり遊んだりしながらいろいろ学ぶことが出来なかったために、加減の仕方がわからず甘噛みが苦手ですので、猫用のおもちゃを使って、根気よく沢山遊んであげながら自制の加減を覚えてもらいましょう。
この時人間に対する噛み癖をやめさせたいならば決して手足を噛ませないことが重要です。もし、手足を噛まれたら叱り、噛んだら嫌な音がすると理解させることが出来れば噛まなくなりますが、やりすぎても人間嫌いになってしまうので、噛ませないようにしつつも、もし噛んできたら叱るという方法になります。
ただ、甘噛みは「遊んでほしい」「構ってほしい」のサインでもあるため、何度も甘噛みしてくる子に対しては、遊んであげる時間を増やすことで甘噛みが改善されるかもしれません。
お手入れについて
長毛ですが、毛玉や抜け毛はそんなに多くないため、基本は1日1回のブラッシングで、抜け毛シーズンは1日2~3回ブラッシングするようにしましょう。
あまりブラッシングしないと脇やお腹などに毛玉が出来てしまいます。シャンプーは月1回ほど行い、特に肛門周りは、うんち、おしっこ汚れが付きやすいため、小まめにチェックしましょう。
病気、怪我の予防
ラグドールは性格や容姿から人にとって飼いやすい猫ですが、猫の自然本能が失われていて、危機管理能力が欠落しているため、外へ出すと、自分自身を守れなかったり、家に帰れなくなったりしてしまうので注意が必要です。ラグドールは体が大きい分、体重も重く、それを正確に理解しないまま高い所に登りたがってしまい、降りられなかったときにその場でじっとして鳴いていてくれれば良いですが、つい飛び降りてしまったり、登った場所の強度が低くそのまま落下したりすることなどもあるので高い所には注意してください。
また、あまり運動をしないため、肥満にならないよう適度な運動をさせるよう心がけてください。
トイレや、食器の変更などの環境変化がストレスになることもあるので、変える場合は、少しずつ猫の様子を確認しながら行ってください。また、肥大型心筋症などの病気になりやすいため定期的に動物病院で血液検査などの健康診断をしてもらい早期発見・早期治療を心がけましょう。