フレンチブルドッグの飼い方
フレンチブルドッグを迎える準備をしよう!
★サークル(ケージ)はトイレとベッドが入る程度の大きさが必要です。
ジャンプして飛び出されないようにある程度高さがあるサークルか屋根のあるケージにしましょう。
また、木製のサークルは噛まれてボロボロにされちゃうこともあるので注意が必要です。
★トイレトレー、ペットシーツ
ペットシーツをかじったり遊んだりしないようにメッシュのカバーが付いているものや、オスが足をあげておしっこしても壁が汚れないL字型のトイレトレーなどがあります。
サイズが合うものを選びましょう。
★寝床
洗いやすいタオルなどを使って寝床を作ってあげると汚れてもすぐ洗えるので衛生的に保てます。
★フードボウル、給水器
ごはん用と水飲み用のお皿が必要になります。水飲みはボトルタイプの給水器を使うとこぼす心配は減ります。
★ドッグフード
今までと違うものだと食べない子もいるので今まであげていた餌を聞いておくといいでしょう。
後はお出かけ用にキャリーバッグや散歩用のリードや首輪、お手入れ用品などもあった方がいいですが、散歩用の首輪などは、早くから買っていると成長して入らなくなることもあるので必要に応じて買いましょう。
食餌について
フレンチブルドッグは人間と違い腸が弱いうえあまり噛まずに飲み込んでしまうため、香辛料などの刺激の強いものや、繊維質の多いものや消化に悪いタコやイカ、エビやカニなどは食べさせないようにしましょう。
鳥の骨や魚の骨は尖っているので飲みこんでしまった際に内臓などを傷つける可能性があるので、骨を取って、身だけを与えるようにしましょう。
また、チョコレートやネギ類など犬にとって有毒なものもあるので与えないようにしましょう。
栄養バランスを考えると総合栄養食のドッグフードがお勧めですがあげすぎは肥満の原因なので注意が必要です。
ドッグフードの量はパッケージ裏に書いてある量を目安に与える必要がありますが、書いてあるのは平均値なので多少個体差があり食べる量も違ったりするので、犬の食いつき具合(あげた量を残すようなら量を減らす、いつまでも皿を舐めているようなら少し増やす)とうんちの状態(緩いと量が多い、量が少ないと硬めのウンチ)をみて、えさの量を調節してあげましょう。
しつけについて
しつけとは犬と人間がお互い仲良く暮らせるようにマナーを教えて、様々なことに慣れて行ってもらう事です。
犬には群れの中のリーダーには絶対服従という習性があり、自分より格上だと思う相手の言うことをききますが、自分より格下だと思う相手の言う事は聞きません。
どのしつけをするにしても飼い主がリーダーになる必要があるので、ご機嫌を伺ったり、ごはんが欲しいや遊んでほしいなどの犬の欲求をすぐに応えたり甘やかしてしまうと犬は自分がリーダーだと認識して飼い主の言うことをきかなくなってしまうので甘やかさないようにする必要があります。
褒める時には言葉だけでなく顔の表情やジェスチャーも交えて大げさなくらいほめてあげましょう。犬は褒められて遊んでもらえることが大好きです。
叱るときは、「ダメ」「ノー」など短い低い声で一喝するのが効果的です。また、怒るときは悪いことをしている時や悪いことをした直後に叱る必要があります。
齧られてボロボロになったスリッパを見つけたからといってそのスリッパを見せながら怒っても犬からしたら何で起こられているのかわかりません。
たしなめたり声高に怒ったりすることもいけません。暴力も絶対にしてはいけません。
家族など複数で犬を飼う場合は、褒めることや叱ること、しつけのコマンドなどを統一しておく必要があります。
「ごはんが欲しい時」や「構ってほしい時」などの要求吠えの時や、吠えたり、部屋を散らかしたりしたときは、その度合いにもよりますが、叱らずに無視することも効果的です。
犬が吠えたり、散らかしたときに反応していると、犬は構ってもらえると思ってしますので、完全に無視した方が良いです。
フレンチブルドッグは、人懐こい甘えん坊で、家族を楽しませるのが好きだし学習能力も高く記憶力もいいのですが、初対面の人には少し打ち解けにくいという性質もあります。
いきなり馴れ馴れしく接すると拒絶反応が起きて嫌われてしまうので、距離を少しずつ近づける方法でスキンシップする方法を取っていき、慣れてきてからトイレトレーニングや散歩、いたずらしないなどの人と暮らすうえでのルールを教えるようにしましょう。
お手入れについて
フレンチブルドッグの日頃のお手入れは比較的簡単で、短い被毛の為軽くブラッシングするだけで十分ですが、フレンチブルドッグは鼻ぺちゃで目や鼻にしわがあるため、しわの間に汚れが溜まりやすいのでしわのお手入れが必要になります。
ブラッシングを行うことで、抜け毛やほこり、汚れを取り除くなど清潔に保つだけでなく、適度な刺激がマッサージとなり、皮膚の新陳代謝が上がることで、被毛に健康的なつやを出すこともできるし、愛犬とのコミュニケーションの場になると同時に、愛犬の全身チェックができるので、愛犬の異常に気付いて迅速に対応することが出来ます。
ブラッシングには、ゴム製のピン先が丸く柔らかめのラバーブラシをおすすめします。
片手で皮膚のたるみを伸ばし、もう片方の手で優しく撫でるように毛並みに沿ってブラッシングしてあげましょう。
抜け毛が取れる位の軽い力で優しくマッサージをして、撫でるだけでもほこりや抜け毛は十分取り除くことが出来ます。
力が強すぎると皮膚を傷めてしまうので注意してください。
細くて柔らかい毛質の獣毛ブラシでブラッシングしてあげると艶出しになります。
夏と冬に換毛期といい、被毛が生え変わる抜け毛の量が多くなる時期があるので、いつも以上にまめにブラッシングしてあげたり、シャンプーして抜け毛を流したりしてあげてください。
フレンチブルドッグのしわの間は蒸れやすく、ほこりや皮脂が溜まりやすく、細菌が繁殖しやすいので炎症を起こしてしまう可能性があります。食事の後や散歩の後など汚れていたら清潔なドライタオルで優しくふいてあげましょう。フレンチブルドッグは、排便の際に肛門が汚れやすいので、汚れていたら蒸しタオルや赤ちゃん用おしりふきで擦らないように優しいタッチで汚れをふき取ってあげましょう。
病気・怪我の予防
夏の暑さや冬の寒さに弱く、特に夏の暑さは鼻ぺちゃの為に特に熱中症などになりやすいので暑さ対策が必要です。
冷房や暖房などを使い過ごしやすい温度を保つようにしましょう。
夏の散歩やお出かけの時は、お昼ごろはコンクリートなどの地面がかなり熱くなっているため、歩かせると肉球を火傷してしまう可能性があるので日が昇る前や日が沈んでから散歩に行くようにし、散歩の前に自分の手で地面を触り熱くないか確認しましょう。
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