コーギーについて

 

 

ルーツ

ウェルシュコーギーペンブロークは、南ウェールズのペンブロークシャー地方で生まれた犬種とされているため、「ウェルシュ」と「ペンブローク」が犬種名に入っています。ウェルシュコーギーペンブロークは、古くから牧畜犬として農家で活躍してきた犬として歴史が長く、11世紀の本にはすでにこの犬種が描かれていたので、その以前から存在していたのでしょう。


仕事をする作業犬としての気質を持ち、牛をしっかり誘導できるため牧畜犬としてもとても優秀でしたし、また、牛だけでなく羊や馬などを管理する仕事も得意なようです。そして、1925年、働き者の犬種として、有名だったウェルシュコーギーペンブロークはついにドッグショーに進出し、ドッグショー進出をきっかけに、本格的な繁殖が始まり、今の個体が完成するまでに、何度も交配を繰り返したと記録されています。
はじめは人気がありませんでしたが、イギリス王室のエリザベス2世とジョージ6世に溺愛されたことがきっかけに大ブレイクし、そのブームをきっかけに、イギリス国内から世界へ広がり現代の日本でも不動の人気を誇る種類になっています。


ウェルシュコーギーカーディガンも歴史の古い種類ですが、起源ははっきりとしていません。中央ヨーロッパから南ウェールズのガーデンガンシャーに伝来した犬だとされていて、昔から家庭の台所の手伝いや番犬、種猟犬として飼われてきましたが最終的にはウェルシュコーギーペンブロークと同じ牧畜犬として、広い土地の中で、家畜を遠くまで誘導したり、群の広がる範囲を変えたりする仕事に落ち着きました。

 

王族の政策の影響によって、牧場にフェンスが張られるようになり、広い土地を走り回る牧羊犬は、必要なくなってしまって、活動の場も失ってしまい、絶滅の危機にさらされたウェルシュコーギーカーディガンですがその後ウェルシュコーギーペンブロークとも盛んに交配され、1925年には同一犬種として、ドッグショーに出場しています。1934年にはまた別犬種として扱われるようになりましたが、ウェルシュコーギーペンブロークのような大ブームにはなりませんが、ずっと一定した人気を持ち続けている不思議な犬種です。

毛色・毛質

 

ウェルシュコーギーペンブロークは、レッド、セーブル、フォーン、ブラック&タンの単色があり、これらの色にホワイトの斑が入っている場合もあります。

ダブルコートという2重構造になっていてかなり密集して生えている為換毛期には大量の毛が抜けます。

表面の上毛は、水をはじきやすく、その下に生えている下毛は、柔らかい防寒着の様になっているので寒さに強いです。


ウェルシュコーギーカーディガンは、ほとんどすべてのカラーがありますが、1番多いのはブラック&ホワイトと、ブリンドル&ホワイトの組み合わせです。

ウェルシュコーギーペンブロークと同じくダブルコートで、寒さに強いです。
ほとんどの子は、オーバーコート(上毛)もアンダーコート(下毛)も短毛ですが、コーギーには、「フラッフィー」という、ダブルコートでもオーバーコートが長い子もいます。

性格

 

ウェルシュコーギーペンブロークは、とても賢く、臨機応変に物事を判断できる力があります。非常に活発で明るく、散歩も大好きで、おちゃめな一面もあります。

飼い主さんに忠実でとにかく楽しいことを好む傾向があるため、人間や他の犬とも打ち解けやすい社交的な性格です。


ウェルシュコーギーカーディガンは、呑気な性格だともいわれますが、牧畜犬らしく明るく活発な性格も兼ね備え、常に飼い主さんを喜ばそうと努力してくれる可愛い性格のパートナーです。

とても頑丈な体をしている為疲れることなく走りまわることが出来、楽しい事と遊ぶことが大好きです。

基本的には、愛想はいいですが、飼い主さん以外に懐くことは少なく、「この人!」と決めた飼い主さんには生涯尽くし続ける忠実な犬です。

また、牧畜犬の頃の名残から、ウェルシュコーギーカーディガンは、吠えやすい傾向にあります。

 

ウェルシュコーギーペンブロークも、ウェルシュコーギーカーディガンも牧畜犬の頃に、牛や羊などの家畜を誘導していたころの名残から動くものに反応して足元に噛みつこうとすることがあるので注意が必要です。

特徴

 

大きさは、ウェルシュコーギーペンブローグは、体高25~30cm、体重は10~15kgで、ウェルシュコーギーカーディガンは、体高30cm、体重は11~17kgとカーディガンの方が少し大きいです。

ウェルシュコーギーペンブロークは、胴長短足で、がっしりとしていながらも軽やかさを感じる体つきで、「どすどす」と音がしそうな力強い歩き方です。牧畜犬として活躍していた時代に、尻尾がある事で、家畜を追い立てている時などに尻尾を踏まれて犬も怪我することも多かったので、尻尾は生まれた時に「断尾」して、尻尾を切って短くするようになりました。

中には生まれつき尻尾がなかったり、短かったりする「ナチュラル・ボブ」の場合もあります。

 

しかし、動物愛護の観点からヨーロッパでは、断尾をしない国もあり、日本でも断尾をしないウェルシュコーギーペンブロークを見かけるようになったので「ウェルシュコーギーペンブローク=尻尾が短い犬種」とも言い切れません。顔立ちはキツネの様にシャープさがあり、丸くてかわいらしい目が印象的です。


ウェルシュコーギーカーディガンも胴長短足ですが、尻尾は切らずに残っている場合が多く、ペンブロークと比べると、重心が低めで骨太な体格をしていて、ペンブロークよりも少し長い胴体と大きな耳が特徴です。牧畜犬としての名残からとても力があり、俊敏でもあるとてもパワフルな犬種です。

 

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