メインクーンがかかりやすい病気・ケガ
症状 | 歩行時に腰が左右に揺れる、うさぎ跳びやスキップのようなしぐさ、後足がうまく折りたためないようになります。また、運動を嫌うようになり、股関節が脱臼します。 |
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原因 | 骨が急速に成長する生後60日の間に、股関節に対してどのような力が加えられるかによって骨盤の形成に影響があることがわかってきました。骨が急速に成長する時期に肥満や物を引っ張らせるなどの過度の運動を行うと異形成を起こしやすいです。また、遺伝的になりやすい子もいます。 |
治療 | まだ成長期で、症状が軽度なら安静にさせながら軽い運動で肥満にならないよう食事量に気をつけて股関節が正常に成長するよう待ちましょう。症状が進んで痛みが出たら、鎮痛剤や抗炎症薬を投与し痛みをコントロールします。また、歩くのに支障が出るほどの重症の場合は外科的手術を行います。 |
症状 | 足を引きずって歩く、痛み、極端なO脚、お皿をつないでる膝蓋靭帯の断裂などです。 |
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原因 | 遺伝的な発症と交通事故や転倒、高い所からの着地などの外傷でもなることはあります。膝のお皿の膝蓋骨が太ももの骨からずれてしまい、完全に外れた段階を「脱臼」といい、不完全に外れた場合は「亜脱臼」といいます。また、お皿が内側にずれた場合は「内方脱臼」、外側にずれた状態を「外方脱臼」といいます。 |
治療 | 症状が重い場合は手術で、膝がはまっている溝を掘ったりするなどすることもあるが軽い場合は肥満の予防や鎮痛剤を投与して痛みを和らげるなど保存療法を行います。 |
症状 | 皮膚表面が赤くただれびらんします。 |
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原因 | 肝機能の障害により血中のアルブミンやアミノ酸の濃度が低下することにより皮膚代謝が正常に 維持できなくなってしまい起こります。 |
治療 | 肝臓の病気を治すことです。 |
症状 | 呼吸が荒くなる、後ろ足が動かなくなる、失神、食欲不振、嘔吐などを起こします。 |
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原因 | 肥大を誘発する明らかな原因(腎性高血圧や甲状腺機能亢進症など)がないのに心筋が中心に向かって分厚く肥大します。 |
治療 | 肺水腫や胸水などの心不全を起こした場合は、それぞれに合わせた治療を選択。根治はできないので内服薬で治すことは難しいです。 |
症状 | 筋肉の萎縮、筋力の低下し、短命になります。 |
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原因 | 遺伝性の病気です。 |
症状 | 低血糖、肝臓の肥大、筋力の低下、筋肉の崩壊による褐色の尿が出来ます。 |
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原因 | 肝臓や筋肉にため込まれる糖分(グリコーゲン)が分解され、血中に放出され全身に行きわたるため全身運動ができるが、このグリコーゲンが分解されず筋肉や肝臓にたまってしまうことです。 |
治療 | 治療方法はまだ見つかってないが、現在は食事療法と運動制限で対処することができます。 |
症状 | 呼んでも反応しない、反応が鈍いなどです。 |
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原因 | 青い目の白猫に起こる可能性があり、被毛を白くする遺伝子が色素細胞の「メラノサイト」を抑制することにより被毛が白くなりますがこの「メラノサイト」は中耳にある蝸牛と関わりがあり、蝸牛のコルチ管(音を増幅するために必要な器官)と同じ細胞から分化しますが、メラノサイトの抑制によりコルチ管もうまく作れなくなるため難聴になってしまいます。 |
原因 |
尿のろ過を行う「ネフロン」(腎小体とそれに続く1本の尿細管から構成されている腎臓の機能単位)が破壊されてしまうのが原因です。 水腎症や糖尿病などもともと持っている病気や遺伝から引き起こされることもあります。 |
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症状 | 体重の減少、食欲不振、嘔吐、ぱさぱさした毛並み、多飲多尿になります。 |
治療 | 対症療法やホルモン薬の投与、食事療法、腎移植などがあります。 |