フェレットがかかりやすい病気・ケガ
症状 | 発熱、下痢、目やに、鼻水、咳、くしゃみ、食欲不振など。 |
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原因 | 周りの人間がインフルエンザになっていると移る可能性もある。可能性的には少ないがフェレットから人間に移ることもあります。 |
治療 | 抗生剤や消炎剤の投与、脱水症状がある場合は点滴など状況に合わせて対処します。 |
予防 | 飼い主や家族も体調管理に気をつけて手洗いうがいの徹底。また、風邪やインフルエンザになった時は、フェレットに接触しない、同じ部屋で過ごさないなど感染のリスクを減らしましょう。 |
症状 | 脱毛、性器の腫れ、排尿障害、気性が荒くなる、体臭がきつくなる、噛むなど。 |
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原因 | 腹腔内にある生きていくうえでとても必要なホルモンを分泌する臓器の副腎が腫瘍化してしまうことで副腎が分泌する「エストロゲン」と「アンドロゲン」というホルモンの分泌が病的に多くなることにより起こってしまういます。 |
治療 | 手術で腫瘍を摘出するか切らずに投薬して治療する方法があります。 |
症状 | 後ろ足がふらつく、意識がはっきりしない、涎が出てくる、痙攣、嘔吐、自立不能など。 |
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原因 | 膵臓にあるβ(ベータ)細胞が腫瘍化してしまったせいで、血糖値を下げるインスリンを過剰に生産してしまい、血糖値がどんどん下がってしまいます。 |
治療 | 手術で腫瘍を摘出するか切らずに投薬又は食餌療法で血糖値をあげる対症療法があります。 |
症状 | リンパ節の腫れ、慢性的な下痢、体重・食欲減少、睡眠時間の増加、熱、血便、麻痺など。 |
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原因 | 血液の中にある免疫機能を持つリンパ球が悪性のガン化してしまう病気です。 |
治療 | 抗がん剤治療。 |
予防 | 定期健診を受けて早期発見することが重要です。 |
症状 | 咳、呼吸困難、元気がなくなる、腹水(お腹に水が溜まる)など。 |
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原因 | フィラリア症にかかった蚊に血液を吸われることにより感染します。 |
治療・予防 | フィラリア症の薬を蚊が出始めてからかがいなくなってからの1カ月後まで投与で予防することができます。 |
症状 | 皮膚に境界がはっきりした2㎜~1㎝程の毛の生えていない丘疹(皮膚が膨らんで盛り上がったできもの)ができます。 1つだけでなく1度に数個できたりかゆみを伴ったりしたり掻きむしってしまい黒いジクジクしたかさぶたになっていたり、赤く充血していたりする。内臓型肥満細胞腫の場合は、下痢や嘔吐などを起こすこともあります。 |
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原因 | 粘膜下の組織や体内のさまざまな組織を結び付けたり隙間を埋めたりしている結合組織に存在し、免疫やヒスタミンなどの化学物質を放出する生体防御の働きをする細胞のことを「肥満細胞」といいますが、この肥満細胞が増殖してしまうことにより「肥満細胞腫」になります。皮膚にできるものと内臓にできるものがあります。 |
治療 | 切除手術を行い、念のため悪性か良性か確認します。 |
予防 | 確実に予防する方法はないがストレスを感じたりかきむしったりしてしまうので体を撫でるようにして早期発見することが大切です。 |
症状 | 折れた歯が黄色~茶色、黒色に変色する。歯髄が壊死して歯根部に腫瘍ができ、目の下や顎などが腫れたりしるなどの見た目の変化も現れたり、皮膚が破れて膿が出たりする。痛みのため食欲が低下します。 |
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原因 | 喧嘩したり固いものをかじったりして歯が欠けたり、こすれて短くなったりすることによって歯の中心部に通っている神経や血液の通っている部分が露出してしまい感染します。 |
治療 | 露出部を充填剤で覆うが、時間が経ち、歯髄が壊死している場合は歯髄を抜いたうえで充填したり、状況によっては抜糸したりする。また、感染が起きている場合は抗生物質の投与、腫瘍ができている場合は、排膿や洗浄、消毒などの処置も行います。 |
予防 | フェレットの歯が折れないように注意する。もしフェレットの歯が折れているのを見つけたら早めに動物病院に連れて行くようにしましょう。 |