カメの飼い方~病気・ケガの予防~

 

カメ

カメの飼育環境

 

水棲亀と半水棲亀は、水場と陸場が必要で、水場で泳いだり、排泄や、水を飲んだりも行うので、汚れるのも早いですが、飲み水にもなるため、水をきれいにしておく必要があります。また、汚い水のままだと細菌の繁殖が多く、亀が皮膚病になってしまい、カビが生えたりもしますので、亀の健康のために水換えや水槽掃除は不可欠です。
また、亀の水槽は、脱走できないように高さがあるよう水槽を使った方が安全です。また、亀を複数飼う場合は、喧嘩してケガしないように、同じ水槽ではなく、別の水槽で飼った方が怪我する心配は減ります。

 

カメの日光浴

 

亀の体と甲羅の維持には、カルシウムとビタミンD3が必要で、日光(紫外線)を浴びることにより、体内でビタミンD3を作り出し、カルシウムの消化吸収をします。
日光に当たることで、体の殺菌・消毒を行い、皮膚病などの病気を防いだり、甲羅に藻が生えたりするのを防ぐことができます。
甲羅に藻が生えてしまうと、日光浴をしても、日光浴で得られるはずだった紫外線が藻によって遮断されてしまい、日光浴の効果が得られなくなってしまうので、藻が生えてしまったら、柔らかい歯ブラシでぬぐいとり、甲羅を乾燥させましょう(ガシガシと擦るのは甲羅に傷がつくのでNG!)
それで取り切れなかった場合は、カメの甲羅についた藻は、私たちが使っている市販のうがい薬「イソジン」で落とせます。
イソジンを10倍ほど水で薄めたものを、コットンに含ませて甲羅の藻が生えている部分にペタペタと塗り付けていきます。(特に、藻が取りきれていない部分を念入りに・・・。)
そして、そのまま30分~1時間ほど甲羅をしっかりと自然乾燥させます。最後にイソジンを水で軽く洗い流してカメを水槽に戻します。                                                                                                                                                                                                                                     

カメの熱中症                                                                                                         

 

亀は変温動物なので、体温が一定に保てなく、気温にあわせて体温が上下してしまいますので、気温が上がると体温も上がってしまうため、熱中症になりやすいです。種類にもよりますが、クサガメ、イシガメ、ミドリガメが活発に運動できるのは25℃~30℃ですが、それを超えると熱中症の危険が高まってしまいます。夏場は特に危険なので、注意が必要です。

食べたものを吐いたり、動きが極端に悪くなったり、泡を吹き意識がなくなって動かなくなる場合があるので、常温の水をゆっくりかけて体温を下げてあげてから獣医さんに診てもらいましょう。常温の水をかけて体温も下がり回復したと思って放置してしまった場合、体調が悪化して急に亡くなることもあるので獣医さんでみてもらいましょう。

予防法としては、夏場は日陰の涼しい風通しの良い所に水槽を置くようにして、水槽に直射日光が当たらないようにして、すだれや温度計をつけて適温にしましょう(30℃以下)。日光浴させるときは、すだれなどで日陰を作り、亀の逃げ場を作ってあげる必要があります。また、外に水槽を出したままにしておくとあっという間に40℃を超えてしまうので水槽を出したままにしないように気をつけましょう。

 

また、クーラーのついていない閉め切った室内も危険で、部屋の温度とともに水温の温度も上がってしまうため、注意が必要ですが、クーラーの風が直接亀に当たりすぎても体調を崩してしまうので注意が必要です。
亀を散歩させる場合は、アスファルトの上は熱くなるので、芝生などの温度が低い所を歩かせるようにしてあげてください。

カメの餌

 

亀のえさは、配合飼料が栄養バランスいいのでおすすめですが、食いつきが悪い時もありますので、コオロギやミルワームなどの昆虫、魚、肉、野菜などを与えてもいいですが、あげすぎや栄養バランスに注意しましょう。

●あげてはいけない餌
・ハム、ウィンナーなどの加工食品

→塩分、添加物、脂肪分が多すぎるため。

・刺身(魚介類)

→マグロなどの海でとれた魚介類は塩分が多いので亀には不向き。魚の切り身には亀に必要な栄養素がほとんどないので栄養失調になりやすく、冷凍すると、「チアミナーゼ」という物質ができ、ビタミンB1を破壊してしまう。

・子赤、ワカサギ

→「チアミナーゼ」という、ビタミンB1を破壊してしまう酵素を多く含んでいるため、注意が必要。与える場合は、加熱することによりチアミナーゼをこわすことができる。

・チーズ、ヨーグルト、牛乳などの乳製品

→乳製品を消化できないので消化不良を起こして亡くなることもあるので与えてはいけません。

白菜、ほうれん草など灰汁の強い野菜

→灰汁が強いと体調を崩してしまいやすくなるため。

・肉の脂身

→白い糞をするようになり、水質がすごく汚れる。

●栄養不足で起こる病気

・ビタミンA不足だと、「ハーダ―氏腺炎」という、生後1年未満の幼体によくかかる病気になってしまいます。まぶたが腫れたり、眼球が飛び出たり、目が開かなくなってしまい、元気が無くなって餌を食べることもできなくなり命を落としてしまうこともあるので、ビタミンが不足していると思う場合は、爬虫類用のビタミンやサプリメントを摂取させるようにしましょう。

・カルシウム不足だと、甲羅が柔らくなったり、でこぼこしたり、歪んだり、剥がれてしまったりする「クル病」という病気になってしまいます。
クル病になり、1度変形してしまった甲羅は、元に戻らないので、クル病になったら早めの対処が必要です。
予防法は、ボレー粉や青菜などのカルシウムが多い食事に変えて、日光浴をさせる必要があります。

●肥満の及ぼす害

・内臓圧迫

→亀は体を固い甲羅で覆われているので肥満になると内臓が圧迫されてしまい、消化器、循環器なども圧迫を受けて機能が阻害されてしまい、様々な病気を引き起こしやすくなってしまいます。また、手足がむくんで怪我をしやすくなったり感染症にかかりやすくなったりします。

・甲羅の異常成長

→子亀時代の肥満では、体の成長に甲羅の成長が追い付かなくなってしまい甲羅のふちの部分がそってしまうなど甲羅がゆがんでしまうこともありますので肥満に注意しましょう。

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