ロシアンブルーの飼い方
ロシアンブルーを迎える準備をしよう!
◎ロシアンブルーが来る前に用意しておくもの
☆首輪・・・・・万が一猫が脱走してしまって迷子になった場合の手掛かりになります。首輪にネームプレートがあるものを用意して電話番号と名前を書いておいてください。
☆トイレ・砂・エサ入れ・水入れ・・・・・かわいいデザインのものもありますが実用性重視で選びましょう。
☆爪とぎ・・・・・家についた初日から決まった場所で爪とぎをするように置いておきましょう。
☆ブラシ・・・・・ロシアンブルーはダブルコートの為他の猫より毛が多いためこまめなブラッシングが必要です。
☆キャリーバッグ・・・・・病院に行くときなどでかけるときに必要になります。
☆段ボールなどの箱など落ち着ける場所・・・・・ロシアンブルーは臆病な面もあるので一人でひっそりと過ごせる場所を作ってあげてください。
食餌について
ロシアンブルーは飽きっぽい性格で、食べムラが多く、好き嫌いも多い方なので、いろいろな種類のフードを与えるのも一つの策です。
また、餌や健康面でもトラブルが多い猫なので、餌は無添加で栄養価の高い餌を与えるようにしましょう。
肥満になると糖尿病や関節炎、尿路結石を引き起こしかねませんので注意が必要です。
肥満や病気を予防できるクランベリー配合のフードを選んだり、肥満予防に低カロリーの魚メインのフードを選んだりしてもいいでしょう。
小麦やトウモロコシなどの穀物類は皮膚アレルギーのもとになってしまう事のでなるべく入ってないのを選びましょう。
しつけについて
ロシアンブルーは大変頭の良い猫でしつけも簡単ですが、しつけを行わないと自分勝手な行動が目立つようになってしまいます。
猫にとっても飼い主さんにとってもストレスがないように、ルールをしっかり教えてあげるのが大切です。
ロシアンブルーを叱るときは、声のトーンを変えず、「ダメ」や「コラ」など静かに注意してください。
大声を出したり体罰を行ったりすると、猫はびっくりしておびえてしまいます。
また、怒ることを繰り返すと飼い主さんが自分のことを嫌っていると勘違いしてしまう場合がありますので、注意してください。
トイレは毎日行うことなのでしっかり覚えさせる必要があります。
トイレ用の砂と容器を用意して人気のない落ち着ける場所にトイレを作りましょう。
トイレの素振りを見せたらトイレに連れて行ってあげて場所を覚えさせます。
失敗してしまい粗相してしまった場合は、床や絨毯の粗相してしまった場合をしっかり消臭してください。
放置しておくとおしっこの臭いがついてそこがトイレだと勘違いしてしまいます。
また、同じ場所で繰り返すことが多いので失敗した所にトイレを移しておくという手段もあります。
猫の歯は爪と同じように尖っている為、噛み癖が付くと大変な事態を招いてしまうので、しつけは大切です。
甘噛みであっても人の手を噛まないように教えてあげてください。
遊んでいる最中でも手を噛んできたら「ダメ」と注意して遊ぶのをやめその場から離れます。
噛んだら遊んでもらえなくなることを理解してダメなことだと分かってくれます。
子猫の歯の生えかわり時期は歯が痒くなりどうしてもうずいてしまうので、噛んでも大丈夫なおもちゃを用意してあげましょう。
お手入れについて
ロシアンブルーの美しい毛並みを保つにはブラッシングしてあげることが大切です。
ブラッシングをすることによりロシアンブルーの毛並みをきれいに保つだけではなく、健康管理にとっても大切なことです。
猫はグルーミングといって、ざらざらした突起のある舌を使って毛を舐めてきれいにする習慣があります。
この時に抜け毛が口の中に入り込んで飲み込んでしまうことがよくあります。
口から入ってしまった毛をうまく吐き出せればいいですが、うまく吐き出せずに大量に溜まってしまうと毛球症になってしまいます。
体内に毛玉が詰まってしまい、食欲不振になってしまったり、消化不良を起こしてしまったりして、切開手術が必要になる場合もあります。
このような事態を避けるためにもブラッシングを行い、抜け毛を取り除いてあげることが大切です。
ブラッシングをすることにより猫とのスキンシップや健康チェックを行えます。
歯周病予防の為には歯磨きも大切です。
柔らかいキャットフードばかり食べていると、歯垢が溜まりやすくなり、歯垢が溜まったままにしていると、口臭がひどくなり、歯周病になってしまうので歯磨きを行い、歯垢を取り除いてあげてください。
歯垢が固まってしまい、歯石になると歯磨きで取り除くことが難しくなってしまうので、そうならないように定期的に歯磨きをしてあげてください。
猫の歯磨きは猫用の歯ブラシを使うかガーゼを指に巻いて磨いてあげます。
磨き方は頭部を手でつかみながら、親指で口を開けて歯茎を露出させて磨きます。
歯磨きのペースは出来れば毎日やった方がいいですが週1回程度でも大丈夫です。
病気、怪我の予防
ロシアンブルーのかかりやすい病気は、肥満による病気や、泌尿器系の病気が多いです。
糖分や塩分の摂りすぎが影響するので、フードを選ぶときはなるべく無添加を選び、ミネラル分(塩分)が高いのは気をつけるようにしましょう。
肥満は食べすぎや運動不足から太っていってしまうので、フードやおやつの与えすぎ注意し、人間の食事も塩分が多いので、猫に与えないようにしてください。
ロシアンブルーは運動量の多い猫ですが、飼い主さんが進んでおもちゃで遊んであげないと段々運動しなくなってしまい、運動不足になってしまいます。
一緒に遊ぶ時間がない人などは上下運動できるキャットタワーや一人でも遊べるおもちゃや運動スペースを用意して遊べるようにしてあげてください。
ストレスや心的状況が原因で起こる病気を防ぐためには、猫にとって快適で安心できる環境を作ってあげることが大事です。
特に人見知りが激しく警戒心が強いロシアンブルーには、身も心も安心できる空間が必要なので、知らない人の目に触れない環境で信頼できる飼い主さんに思い切り甘えられる時間を作ってあげましょう。
また、熱中症対策、体温維持としても部屋の中の環境はとても大切です。夏場に留守番させる場合などはクーラーで温度設定してあげましょう。
完全室内飼いすることで、交通事故や、猫同士の接触による細菌感染などのリスクから猫を守ることが出来ます。