ペルシャ猫の飼い方
ペルシャ猫を迎える準備をしよう!
◎迎える際に用意しておく必要のあるもの
★キャットフード・・・・・できればグレインフリーのものまたは今まで食べていたもの。
★食器・・・・・水用と餌用の2種類、水用は陶器などの重さがあるひっくり返されにくいもの。
食事用の食器ではペルシャは食べるのが下手なので、手前の高さは浅め、奥行の高さが高めの食器の方が食べやすい。また、下に何かおいて食器を少し高くしてやると頸椎への負担は軽くなる。
★トイレ・・・・・ケージの中では上カバーがないもの、ケージの外などでは上カバーのあるものなど、砂は固まる砂が掃除しやすい。
★ペットキャリー・・・・・通院やお出かけ時に使用。上も開くタイプが便利。
★グルーミング用品・・・・・コーム、目の細かいノミ取コームなど(目元や汚れを取りたいときに使います)、スリッカー、シャンプー、リンス、爪切り、コットン(涙を拭いてあげるとき用)。
★ケージ・・・・・留守番時や来客時、就寝時などに、見てない間にものを壊されたり、変なものを食べたりしないようにしたり、猫が落ち着けるようにあった方が良い狭いケージでは身動きとりにくいので大き目のものを用意。(2~3段ケージで上下運動できるようにするのも可)
★爪とぎ・・・・・家の柱や家具などで爪とぎされないように必要。
★ベッド・・・・・1日16時間以上眠ると言われているので、静かにゆっくり眠れる場所にベッドを用意してあげる。
食餌について
ペルシャ猫の特徴の美しくボリューミーな被毛を保持するためには、栄養バランスのよい食事も大切ですが、ペルシャはあまり運動を好まない猫なので食事量に気をつけないと、すぐ肥満につながってしまいます。
しつけについて
ペルシャは争いを好まない性格です。
ペルシャ猫が何か悪いことをしたときや失敗したときに怒ってしまうと、飼い主さんを敵とみなして怖がって近寄らなくなることもありますので、注意するくらいにとどめておきましょう。
トイレのしつけはペルシャ猫はトイレを覚えるまであらゆる場所で粗相してしまいますが、地面をクンクン嗅いだり、排便の構えをしたりしたら抱っこしてトイレに連れていき、そこがトイレだと覚えるまで繰り返しましょう。
ペルシャ猫がトイレを失敗して粗相してしまった場合は、臭いが残らないようしっかり掃除して消臭しましょう。匂いが残っていると「ここがトイレだ」と勘違いしてまた粗相してしまいます。
お手入れについて
長毛のため、他の品種よりケアする機会は多いので、小さいうちから爪切り、ブラッシング、耳掃除などのお手入れに慣らしていった方が大きくなってもストレスが少なくケアできます。
長く密着した被毛を持つため自分で十分に毛づくろいすることが困難です。毎日コーミングとブラッシングをして、綺麗さを保ってあげましょう。
潰れたような鼻をしているため、鼻涙管が圧迫され、涙が出やすくなっています。放置すると、涙やけになり目頭の下の被毛が変色しやすくなってしまうので、こまめに目ヤニを取ってあげましょう。
もし固まってしまっている場合は、濡らした布で優しくぬぐってあげてください。
また、月に1度ほどシャンプーも必要になります。
病気・怪我の予防
ペルシャ猫は気温差によって体調を崩しやすいので、夏の暑い時期や冬の寒い時期は、冷暖房をうまく使い、部屋を快適な温度にしてあげましょう。
夏は28度くらい、冬は20度位が最適です。特にペルシャ猫は短吻種のため、暑さに弱いので注意が必要です。
冬場の暖房はペットヒーターや湯たんぽなど使ってもいいですが、コードを噛んでしまって感電したり、低温火傷になったりしないように注意してください。
また、部屋の乾燥はウィルスの蔓延や気管支炎、被毛の乾燥(もつれやすくなったり静電気が起きたりする)を引き起こしたりしますので、加湿器を使って部屋の湿度を保ってあげましょう。
しかし、湿度が高くなりすぎても皮膚炎や外耳炎、中耳炎などにかかりやすくなってしまうので、猫に最適な40~60%くらいの湿度を保つようにしましょう。
部屋の中を清潔に保つことは、どんな猫を飼っていても大切なことですが、特にペルシャ猫は顔の構造上、ほこりや煙などあらゆるものが原因となって流涙症や鼻詰まりを起こしやすいので、お部屋の掃除はもちろん、空気の入れ替えや、喫煙者がいる場合は、猫の方に煙がいかないように気を配ってあげましょう。
ペルシャ猫は寝るのが大好きな猫で1日16時間以上眠るともいわれています。ずっと寝ていても病気ではないので眠らせといてあげましょう。