ジャック・ラッセル・テリアの飼い方
ジャックラッセルテリアを迎える準備をしよう!
ジャックラッセルテリアを迎える準備で必要なものは、ケージ又はサークル(運動神経がいいので屋根のあるケージの方がいいかも)、毛布やペットベッドなどの寝床、トイレトレー、トイレシーツ、食器(水飲み用と餌用、水用は給水器可)、ドッグフード(出来れば今まで食べていたのと同じもの)、犬用のおもちゃ(壊れにくいもの、部品など誤飲しにくいもの)、ブラシ(スリッカーブラシ、コーム、獣毛ブラシなど)です。
ケージの中に寝床、水入れ、トイレを設置する必要があるのでそれを設置してもある程度動ける大きさのものが良いです。
それ以外にもシャンプー、リンスや、爪切りなどのお手入れ用品、ワクチン終わって散歩出来るようになってくりと散歩用のリードと首輪、お散歩時のウンチ処理グッズなども必要になってきます。
食餌について
ジャックラッセルは皮膚が弱い傾向があると言われています。
抜け毛が多いので死毛が皮膚に絡みついてしまい、皮膚を傷めることがあります。
皮膚トラブルの予防にはブラッシングをすることはもちろん必要ですが、フードを変える事でも、ある程度改善されることもあります。
ジャックラッセルの皮膚には良質な動物性たんぱく質が良くて、植物性のたんぱく質や低たんぱく質の食事は皮膚トラブルを起こしやすいとされています。
病気で獣医さんに低たんぱくの食事を支持されていない限りは良質な動物性たんぱく質が含まれているフードがお勧めです。
あとは、体内で作ることが出来ないオメガ3、6脂肪酸が入っているサーモンオイルや亜麻仁油などが必要です。
その他にも、着色料や合成されて作られた保存料などの添加物は皮膚トラブルを起こしやすくなることがあります。
しつけについて
ジャックラッセルテリアは賢い犬種ですが、頑固なところがあるので、自己判断で勝手にアレンジしてしまったり、聞こえなかったふりをしたりすることもあります。
しつけは褒めるところはしっかり褒めながら、一緒に楽しい時間を持ち、いけないことをした場合はしっかり叱ることです。
トイレのしつけは、食餌が終わったらトイレに連れて行き、ちゃんとトイレでしたら褒め、自発的にトイレができた場合はよりしっかり褒めてあげましょう。
トイレ以外の場所でトイレしそうな仕草(床の臭いを嗅ぎまわる、その場でソワソワ回るなど)をしていたら、トイレに連れて行ってあげ、上手くいったらしっかり褒めてあげてください。
好奇心旺盛な面もあるので練習に付き合ってくれますが、長い時間集中しているのは苦手なので、お座り、おて、おかわり、マテのような基本の訓練はゲーム感覚でおやつを使いながら毎日少しずつ練習すると良いです。
悪いことをしたときにダメと分からせるには、低い声でダメと言ったり、犬を捕まえてマウントを取って仰向けにさせたりします。
叱られているのを3回ぐらいで慣れてしまう場合もありますが、「褒める」と「叱る」を分かり易いように区別して、繰り返し行うことで犬も理解してくれるようになるでしょう。
「無視」することは意外と効果があり、叱った後に効果がなかったらそこに犬がいないようにふるまい、目を合わせないようにすると、犬がやばいと感じてうろたえたりします。
外に向かって吠えたり、インターホンが鳴ると吠え続けたりする場合は、ふたが閉まる缶ジュースの容器などにボタンなどを入れ、犬が吠えた時に誰が振っているか分からないようにして振ると犬が嫌がって吠えるのをやめます。また吠え始めてしまう事もありますが、鳴らせば音の出る方に注目するので、そこで吠えたらいけないことを言い聞かせたりも出来ます。
お手入れについて
スムースは短毛なので、換毛期の抜け毛対策の獣毛ブラシやラバーブラシでのブラッシング、定期的なシャンプーや耳、爪のお手入れをしていれば十分です。
ラフやブロークンの場合は、長さがあるので余計に毛玉になりやすく、スリッカーブラシで梳いてからコームでもつれがないか確認する必要があります。
カットの際には、「プラッキング(ストリッピング)」という古い被毛や死毛をストリッピングナイフなどの専用の道具で抜く技法をしないと、硬くて艶のある被毛は維持できません。
バリカンやハサミでカットしていると柔らかいフワフワした毛になってしまいますが、ドッグショーに出したりしなければ柔らかい毛でも問題はありません。
足裏の毛が伸びていると滑りやすくなって怪我をしてしまう可能性があるので伸びていたらバリカンでカットしてあげてください。
病気・怪我の予防
ジャックラッセルテリアは体高が低く、非常に俊敏なので、気をつけないと飼い主さんの足元を潜り抜けて脱走してしまう事があります。
俊敏なうえに持久力もあるので、追いかけて捕まえることは難しいです。扉を開ける時は脱走しないように注意してください。
脱走が楽しいことであると学習してしまうと、脱走が常習化してしまう危険性もありますので、脱走防止策として、2重扉や柵を設置することをお勧めします。
お出掛け時や帰宅時の「行ってきます」や「ただいま」のセレモニーは興奮してしまったり、この言葉を言われるとおいていかれると気づいてしまったりする事もあるので、お出掛け時や帰宅時は、静かに声をかけずに静かに行動するようにしましょう。
夏は暑さや湿度には弱い為、エアコンや除湿器を使い25~28度、湿度40~60%ぐらいに設定してあげてください。
夏の昼間はもちろん、夕方でもアスファルトが熱を持っているので、足が短くお腹に熱がこもりやすいジャックラッセルテリアは、足の裏をやけどしたり、熱中症になりやすかったりするので、散歩は朝の暑くなる前か夕方より後のお日様が隠れてからにしましょう。
ジャックラッセルテリアは運動量が多く、室内でも走り回ったりしますので、フローリングなどで滑って怪我をしないように滑り止めマットを敷くなど対策してあげてください。
運動不足になるとストレスが溜まってしまうので気を付けてあげましょう。
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