アメリカンショートヘアの飼い方
アメリカンショートヘアを迎える準備をしよう!
穏やかな性格をしていますが、運動も大好きでおっとりしている時と思い切り走り回ったり遊んだりしている時の差は激しいですし、運動不足は肥満の原因になるため、遊んでいる時に、滑って関節を傷めたりなど怪我をしないように滑りにくいマットや、カーペットなどをしいて対策してあげる必要もありますが、爪とぎをしてわたや糸を出して食べたり、コルクなどの素材が好きで食べてしまう可能性もあるので万が一食べてしまう場合は、別の材質のものに変えてあげましょう。
猫専用のケージを置き、トイレやベッド、食事場所を用意して安心できる場所を作っておくと、急な来客の時や、病気で隔離や安静が必要な場合、トイレや食事のしつけの時などにも効果的です。
ケージを置く場所は、直射日光や冷房の風が直接当たらない、転倒や落下の恐れがあるインテリアの近くに置かないなど安全面にも注意が必要です。
アメリカンショートヘアーはハンター精神が強いため、爪とぎも念入りに行うため、爪とぎがないと壁や床で爪を研いで壁や床をボロボロにしてしまったり、ストレスの原因になったりするので、爪とぎをしていい場所を作ってあげましょう。
食餌について
キャットフードはドライタイプのキャットフードとウェットタイプのキャットフードなどがあります。
ドライタイプのフードはドライフードと呼ばれる固形の乾燥させたフードで、栄養バランスがよく、年齢によるフードの種類や肥満予防ができるフードなど種類が多く販売されていますドライフードは適度な硬さがあるため、歯周病予防にもなりますし、水分量が少ないため保存に適しています。
次にウェットタイプのフードですが、缶詰タイプやパウチタイプで販売されています。水分量が80%と多く、保存に向かない為使い切りタイプになりますし、栄養価もドライフードより低めで、主食にはあまり向いていませんが、猫の食欲がない時でも食べてくれやすいです。
ウェットフードを毎日の主食にしてしまうと、顎の力が弱くなったり、歯の間にかすが溜まりやすくなってしまい、歯垢や歯石が付きやすくなったりしてしまい口臭の原因となってしまうため注意が必要です。
アメリカンショートヘアーは太りやすいと言われているため、肥満にならないようたんぱく質や脂質のバランスが良いフードやダイエット用のキャットフードを選ぶようにして普段から食べる質と量に気を配ってあげましょう。
成猫の餌の摂取カロリーは、「猫の体重×70kcal」が1日の総カロリーになるように餌を何回かに分けて与えましょう。
体重6キロの猫で1日に2回餌をあげている場合は、6×70kcal=420kcalが総カロリーなので2回に分けて1回当たり210kcalが与える目安なので、パッケージに表示されているカロリーを参考に与えてください。
しつけについて
・トイレのしつけ
床の匂いを嗅ぎながら歩いていたらトイレのサインなのでトイレの砂のところまで連れてってあげましょう。
・爪とぎのしつけ
爪とぎをしてはいけない場所で爪とぎをしているのを見た場合は、声で「ダメ」と叱り爪とぎをしていい正しい場所に連れて行き、腕をつかんで爪とぎをするように動かしてあげてください。また、猫が爪とぎをしやすいような環境を作ってあげるのも大切です。
・悪いことをした場合のしつけ方
興奮して噛んでしまった場合、叩くのではなく、「痛い!」などの大きな声や音を出すことによりびっくりさせて止めるのが効果的です。
名前を呼んで叱ってしまうと、名前を呼ばれると怒られると思ってしまうこともあるので、「コラ」や「だめ」など怒る言葉を決めておき、目を見て叱るようにしましょう。
時間が経ってから叱られても何に対して叱られたかわからなくなる為、悪いことをしている時に現行犯で叱るようにしましょう。
お手入れについて
・ブラッシング
アメリカンショートヘアーは短毛ではありますが、被毛が厚く密集しているため、ブラッシングが大切です。特に換毛期は抜け毛が多くなるため、特にブラッシングが重要になります。スリッカーブラシを嫌がる場合は、ラバーブラシを使って抜け毛を取り除いてあげてもいいでしょう。小さいうちからスキンシップを兼ねてブラッシングにならすといいでしょう。
・爪切り
爪とぎは遊んでいる時に自分で行いますが、それだけでは、伸びた爪がどこかにひっかかったり、剥がれなかった爪が肉球に刺さったりして怪我をしてしまうこともあるので定期的な爪切りが必要になります。
ペット用の爪切りを使い血管や神経を切らないように気をつけて切ります。
飼い主さんの緊張が猫に移って嫌がられたりする場合は1本とか少しずつまめに切るようにしたり無理せずに獣医さんやトリマーに頼んだ方が良いです。
病気・ケガの予防
肥満だと糖尿病や関節疾患など様々な病気にかかりやすくなるため、肥満やストレスの原因にならないように運動不足を解消できるようにキャットタワーを用いるなどして部屋の中で運動しやすい環境を作りましょう。
外に出られるようにしたり、外で飼ったりするのはよその子とのけんかや交通事故で怪我したり、他の猫との接触で感染症をもらう可能性があるので×です。
また、猫の食餌は完全肉食なので、炭水化物は猫の中で消化しにくく、体の負担になってしまいますし、米やトウモロコシなど穀類に含まれる炭水化物は素早く分解して血糖を急上昇させて肥満や糖尿病の原因になってしまうので低炭水化物のフードがおすすめです。