ラグドールについて
ルーツ
ラグドールの歴史は1960年代に遡り、当時アメリカのカリフォルニア州に住む女性ブリーダーのアン・ベイカ―が、「ジョセフィーヌ」という名の白い猫を元にペルシャとバーマン、更にバーミーズなどを交配させて誕生させました。
彼女は、International Ragdoll Cat Association(IRCA)という組織を設立し、「IRCA登録のブリーダーしかラグドールの名前を使うことが出来ない」という今でいう「フランチャイズ」のような形態でビジネスをはじめて、1975年になるとデニー・デイトンを中心としたグループがベイカーと袂を分かち、ラグドールをもっと有名にすべく独自の活動を開始し、ラグドールの知名度を上げるのに貢献しました。
しかし、1944年には余りにも厳密なブリーディング規則に嫌気がさしたグループがIRCAから脱退し、後にラグドールの血統を元に「ラガマフィン」という別品種をつくりだしています。
毛色・毛質
滑らかなダブルコートで、首から長くなっているのが特徴 ラグドールの子猫は、生まれて直ぐのころは、全身真っ白で、生後数週間頃から色が出てきて濃くなっていき、最終的に色が落ち着くまで2年ほどかかります。毛色は、体色が薄く、顔や手足、尻尾などの体温が低い所に濃い色が出てくる「ポイント」は、ポイントに入っている色により、「シール(こげ茶)ポイント」、「ブルー(グレー)ポイント」、「レッドポイント」などと呼ばれます。
また、ポイント部分に縞模様が入った「リンクスポイント」と呼ばれる珍しいタイプもあります。お腹と手足の先が靴下をはいているように白いままの「ミテッド」、鼻の上部から、顎にかけて、白色のラインのような模様が広がり八割れの様に見える「バイカラー」など様々な毛色があります。
性格
非常に温和で優しく、飼い主には従順です。狩りに対する執着が薄く、ひっかかない傾向にあります。
特徴
がっしりして筋肉質なロング&サブスタンシャルタイプのボディで、猫の中では最大級で、大きい雄猫だと、体重が10キロを超えることもあります。通常の猫と比べて体の成長が遅く、成猫に成長するには3~4年かかると言われています。