チワワの飼い方
チワワを迎える準備をしよう!
☆ケージ
ベッドとトイレを置くスペースがあるくらいのもので、トイレを覚えてもらうまでは、ケージの中で行動してもらう事で、トイレを覚えてもらいましょう。また、留守番時や夜寝る時もケージで過ごしてもらう事で落ち着く場所だと覚えてもらいましょう。
☆トイレトレー&ペットシーツ
チワワは室内犬のため、室内でトイレするようになるのでトイレを用意しときましょう。トイレトレーは、ペットシーツにいたずらされそうならカバー付きのトレーがおすすめです。
☆ベッド
ケージの中に設置するベッドで、落ち着いて眠れるようにしてあげましょう。夏用と冬用分けて準備する、冬には毛布も入れてあげたりなどしてあげてください。
☆食器
重くて安定感のあるものがいいです。また、食器台付きのものは足腰への負担も少ないので、おすすめです。
☆給水器
食器に水を入れてあげてもいいですが、給水器の方が水をひっくり返すなどの心配は減りますし、水を飲む時にかがまないので飲めるので犬も飲みやすいです。
☆ブラシ
ロングコートの子は、スリッカーブラシかコームで、ブラッシングしてあげましょう。
スムースコートは、毛が短い分スリッカーブラシだと地肌を痛めてしまう可能性もあるので注意してください。
ラバーブラシならゴム製の為スムースコートの子におすすめです。
食餌について
チワワは片手で抱き上げられるほど小さい体をしていて、可愛いチワワですが肥満になりやすい傾向もあります。
可愛いからといって人間の食べ物を与えてしまうと、ネギ、チョコレート、辛い食べ物などの刺激物は、中毒を起こして最悪の場合死んでしまいます。
そうでなくても人間の食べ物はチワワにとっては油分や糖分などが多すぎて、カロリーや他の栄養素の過剰摂取になってしまいます。
人間の食べ物の味を覚えてしまったらもらえるまで吠えて要求し続けたり、本来食べなきゃいけないドッグフードを食べなくなったりしてしまうことが懸念されますし、健康にも良くないので注意が必要です。
チワワに必要な1日のカロリーは、(体重×30+70)×係数で計算でき、係数の数値は、4か月までの子犬で3.0、生後1年までの子犬で2.0、避妊・去勢済みの成犬で1.6、避妊・去勢なしの成犬で1.8、妊娠・授乳期のメスで2.0、減量が必要な肥満気味の成犬で1.0、中高年期の犬には1.4とされています。
しつけについて
チワワは群れを率いる意識がとても強い犬種で、大型犬が相手でも恐れず立ち向かいますが、一方で神経質な面もあります。
こうした意識は飼い主に対しても持っているので、小さくてかわいいからと甘やかしてしまい、きちんとしつけないと「自分は飼い主より優位に立っている」と思い、指示を聞かなかったり攻撃的な性格になったりします。
このため、チワワはケージで生活させるようにしつけるのがよいですが、最低でも寝る場所は人と違う場所で寝るようにしつけないと自分は人間と同じであると勘違いしてしまいます。
室内で自由に行動できるようにする場合もケージを用意し、「ハウス」や「ハイレ」でケージに入るようしつけておくと、夜寝る時や来客があった時にも落ち着いて行動してもらえます。
また、クレートを寝どこにすることで、中で静かにできるよう訓練することでお出かけの時の移動時間や獣医での待ち時間などもストレスなく休んでいてもらえます。
他にもボディータッチのしつけも大切で、飼い主が足を延ばした状態で床に座り、その上に犬を仰向けに寝かせ胸やお腹など全体を触ったり、足先や口元を触ったりしましょう。
最初は嫌がるかもしれませんが我慢させることが肝心で、毎日繰り返すことによって我慢させることを覚えさせ、主従関係が成り立ちます。
お手入れについて
特に「歯」、「爪」、「目」のお手入れとシャンプーとブラッシングが必要です。
「歯」は濡れたガーゼや歯ブラシなどで毎日歯と歯茎の間を拭いてあげてください。歯のケアをしてあげないと歯垢がついて歯が黄色くなったり歯槽膿漏の原因になったりしてしまいます。
「爪」が伸びたままにしていると肉球に食い込んでしまったり、ものに引っ掛けてしまったりなどの危険がありますので、定期的に爪を切る必要があります。
自分で切れる場合は自分で切ってあげてもいいですが出来なさそうなら無理しないで動物病院やペットサロンで切ってもらいましょう。
チワワは「目」が大きく、分泌物や涙も多いため、こまめに目元を拭いてあげないと涙やけになってしまいます。
また、ブラッシングとシャンプーはスムースコートには被毛が短いため比較的手入れは簡単ですが、抜け毛は意外と多く、衣服によく刺さっていたりするので定期的なブラッシングとシャンプーは必要です。
シャンプーする時は先にブラッシングして、ある程度抜け毛を取り除いてからシャンプーで流してあげるといいでしょう。
ロングコートチワワは、アンダーコートが抜けやすいために毎日のブラッシングが必須で、シャンプー後のドライヤーも必須で濡れたまま放置していると毛玉になりやすかったり皮膚トラブルの原因にもなったりするのでしっかり乾かしましょう。
「足裏」「肛門周り」「目の周り」「耳の毛」は、伸びてきたら滑りやすくなる、汚れが付きやすい、炎症などの原因になることもあるのでカットしてあげましょう。
病気・怪我の予防
体が小さいため、骨が細くて柔らかいので、滑りやすい床などには滑り止めを施したりカーペットをひいたりして滑らないようにして骨や関節への負担がかからないように配慮してあげてください。
階段やソファー、ベッドなど高い所から飛び降りたり、転落すると大けがしてしまうこともあるので、ゲートでは入れないように対策したり、飛び降りないようにしつけておきましょう。
飼い主さんがお出かけで目を離している隙に高い所に登って、落ちてしまったり、何か拾い食いしてしまったりしない為にもケージでお留守番出来るようにしつけましょう。
チワワは頭頂部の骨が薄い子が多いので、頭に何か降ってくるというのは危険ですので不安定な場所に物を置かなようにしてください。
又、チワワのような超小型犬は自分で温度を調節するのが苦手なため、暑さや寒さには弱いので、洋服やエアコンなどの空調管理をして、調節してあげましょう。
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