ブリティッシュ・ショートヘアの飼い方
ブリティッシュ・ショートヘアを迎える準備をしよう!
子猫を迎えることが決まったら先に部屋を準備しておきましょう。
子猫が来てから「ここだと邪魔だな」などと置く場所が変えたりしたら、子猫も落ち着きません。
先に準備しておくと子猫が来た時に飼い主も落ち着いて子猫の面倒を見やすくなります。
◎ブリティッシュ・ショートヘアを迎えるのに必要なもの
★フードボウル(エサ皿)
★給水器(水飲み用の器)
★キャットフード(できれば今まであげていたものと同じもの)
★トイレ、猫砂
★爪とぎ
★キャリーケース
子猫が来る前に家の中で子猫が過ごしている時にいたずらして危ない場所がないかなどをチェックしておきましょう。
◎危険チェックリスト
★電化製品の配線・・・・・むき出しになっていると猫がじゃれついたり噛んで遊んだりしてしまい危険
★家具の上・・・・・猫が登って落としてしまうものはないか(布など登った時に猫が滑ってしまうものも注意)
★観葉植物・・・・・根や葉に猫に有害な物質があるものがある
★ドア・網戸・・・・・網戸に穴が開いていないか、脱走される危険がないか
★壁や柱・・・・・爪とぎされてしまうので爪とぎされたくない場所には保護をする
※猫が遊んで危ないものや飲み込めてしまう大きさのものなどは猫が届かないように引き出しなどにしまう
食餌について
子猫(生後2カ月~1歳くらい)は消化器官が未発達なので、1度にたくさんの栄養を吸収できないため、食事は小分け(1日3~4回)で、子猫用の高カロリー・高タンパクのフードを与えるようにしましょう。
1歳過ぎたら成猫用のフードに切り替える時期ですが、ブリティッシュショートヘアは成長が遅い子もいますので、調整していってください。
また、ブリティッシュショートヘアは食欲旺盛なので与えすぎによる肥満に注意しましょう。
成猫期の食餌の回数は1日2~3回が目安で、量を守って与えてください。
老猫期になると、歯が衰え始め、運動量も減少するため食事量も減少します。
フードは、「シニア猫用」や「高齢猫用」と書かれたフードを1日3~4回に分けて与えましょう。
7~10歳ぐらいがフード切り替えの目安です。柔らかく消化にいいフードを与えることで、消化器や歯への負担が減らせます。
食欲が落ちてきた場合は猫用のおやつを少し混ぜてあたえても良いです。
食餌のフードの切り替えの際は、いきなり全部新しいフードに替えると新しいフードに口をつけず食べなかったり、食べても体調を崩してしまったりすることもあります
。古いフードに新しいフードを混ぜて少しずつ切り替えるようにしてください。
しつけについて
ブリティッシュショートヘアは頭がよく他の猫に比べ飼い主の言うことを理解し聞くためしつけにあまり困りません。
褒められるのが大好きな性格なので、上手におもちゃをキャッチできた時など遊んでいる時上手に遊べた時にはしっかりほめてあげましょう。
遊ぶ楽しさを覚えることで成猫になって運動量が減った時でも遊ぶ楽しさがわかっていれば、遊ぶことで運動不足を解消できます。
ブリティッシュショートヘアは抱っこが嫌いなので偉かった時は、褒めながら耳の後ろや顎を撫でると喜びます。
お手入れについて
被毛の厚さに比べて抜け毛は少なくブラッシングは2日に1度程度で十分です。
その他には耳掃除や爪切りなどの一般的なお手入れで十分ですが、被毛が厚いので濡らしにくく乾きにくいのでシャンプーする時は湿気がこもらないようにしっかり乾かしてあげてください。
病気・ケガの予防
ブリティッシュショートヘアは運動好きではありますが、よく眠る猫なので運動不足から肥満になりやすいです。
キャットタワーを設置してあげたり飼い主がおもちゃで遊んであげたりなど猫が自分で運動する気になるような環境づくり、運動できるスペースを作ってあげることが必要です。
また、肥満にならないようにするには食事の量の管理も重要なので肥満にならないように気をつけましょう。
ブリティッシュショートヘアは穏やかな性格の為、騒がしい所が苦手なので道路の車どおりが激しい所の近くなどではストレスが溜まってしまうこともあるので、静かな場所で生活できるようにしてあげましょう。
また、ブリティッシュショートヘアは寒い地域にいる猫なので、短くても密集している毛の為暑さにとても弱く、熱中症になりやすいので、夏場は設定温度27度くらいにしておきましょう。
冬場はヒーターなどの暖房器具を使ってもいいですが、気づくと体が温まりすぎて脱水症状を起こすこともあります。
特にヒーターやストーブ、こたつなどを使う際の火傷、電気コードでの事故などには特に注意してあげてください。
暖房を使っていると空気が乾燥しやすく、乾燥した室内はウィルスの蔓延や気管支炎、被毛の乾燥などを引き起こすので、
加湿器などで加湿するのも大事ですが、加湿のしすぎでも皮膚炎や中耳炎、外耳炎にもかかりやすくなってしまいますので、気をつけてください。