ミニチュアシュナウザーがかかりやすい病気・ケガ
症状 | 乾いた咳や呼吸困難、運動を嫌がる、食欲不振・元気喪失。 |
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原因 | 心臓の左心房と左心室の間に存在する僧帽弁が障害を起こす異常が僧帽房弁閉鎖不全症を引き起こします。 |
治療 | 完治させる方法はありませんので、投薬により、血管を拡張した心臓への負担を軽減し、病気の進行を抑えます。 |
症状 | 子犬の時は同腹の子と比較して体格が異常に小さく、体重増加が見られないなどの発育障害を起こす。また、食欲不振、うつ、下痢や嘔吐、多飲多尿なども見られ、血尿や排尿困難、運動失調、昏迷、脱力、円運動、昏睡も起こります。 |
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原因 | 胎児期は胎児の母親の血液から栄養をもらうため、胎児の肝臓は働いていないため、心臓に戻ってくる血流が肝臓を通過せず、シャント血管を通って大静脈から直接心臓に流れ込むため、肝臓に栄養が行かず、肝臓が成長しなくなります。 |
治療 | 外科手術により行われ、肝外シャントの場合シャント血管を特殊な器具で閉鎖するのが一般的です。 |
症状 | 眼の水晶体が濁り、視力が低下し、時には視力を失うことになります。 視力が低下することにより、歩行がぎこちなくなり、よく物にぶつかるようになるなどの歩行時の異常が見られるようになります。 |
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原因 | 若年性白内障は、2歳以下で症状が現れる遺伝性の病気です。 |
治療 |
発症初期は、目薬による病気の進行抑制。末期には、網膜に異常がない場合のみ、白濁部分を吸引して取り除き眼内レンズを入れ視界を確保することもできる。 |
症状 |
食道のぜんどう運動の低下の為、食べたものや水を食後比較的短時間に吐き出す また、食べ物を吐いてしまい十分に栄養が摂取できてない場合は、体重減少も見られます。 吐いたものが気管から鼻や肺に至ると、「鼻炎」や「肺炎」を起こして、発熱や咳、呼吸困難などの症状から死に至ることもあります。 |
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原因 | 食道にある神経の欠損や異常、筋の疾患から起こります。 |
治療 | 症状により予防法も変わりますが、食道炎や肺炎を起こしている場合などは、抗生物質投与などの内科的治療を行います。原因が食道腫瘍や食道内異物の場合は、外科的に摘出手術を行います。また、軽度の場合は、ワンちゃんを立たせた状態で流動食を食べさせ、食べ物を重力で胃に移動させる方法もあります。この時は食後もしばらく立たせた状態です。 |
症状 | 筋肉がいったん収縮すると弛緩するのに時間がかかり、筋肉が硬直した状態になる疾患で、歩様異常、流延、嚥下障害などを起こします。 |
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原因 | 骨格筋の「電位依存性塩素イオンチャネル遺伝子」の異常によって引き起こされる。 |
治療 | あまり驚かさないような落ち着いた生活環境にする。 |
症状 | 元気がなくなり、運動を嫌がるようになります。食欲不振になりますが、体重は増える傾向にあります。また、基礎代謝の低下のため、皮膚は乾燥し、脱毛します。寒さに弱くなるため心臓機能も低下します。 |
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原因 | 甲状腺の委縮や破壊、腫瘍などが原因と考えられています。 |
治療 | 甲状腺ホルモンを獣医師の指示に従って規則正しく投与する必要があります。 |
症状 | 足を持ち上げて歩くなど、後ろ足の跛行がみられ、腰の部分を触られるのを嫌がります。大腿骨頭への血行が阻害され壊死してしまいます。 |
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原因 | 原因はわからないが、遺伝が関連していると思われる。 |
治療 | 症状が軽い場合や、一時的な治療として運動制限や鎮痛剤投与などの内科的療法を行い、最終的には、壊死した大腿骨頭を切除する外科的手術を行いますが、手術後には、長期のリハビリが必要になります。 |
症状 | 赤みを伴う皮膚の痒みで、耳や目の周り、脇の下や後ろ足の付け根、脚指の間に起こりやすく目の周り特にまぶたに炎症が重く出ると結膜炎を起こすこともあります。 |
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原因 | 生物の体には、体を守るため体に侵入してきた異物を排除しようとする働きがありますが、この働きの反応が特定の物質に対して強すぎるために、自分自身を傷つけてしまいます。この特定の物質を「アレルゲン」といいます。 |
治療 | アレルギーの種類を特定してアレルゲンから遠ざけてあげましょう アレルギーには、「食餌性アレルギー」と「環境性アレルギー」があり、「食物性アレルギー」は、お肉や、小麦、卵などのたんぱく質に反応するので、食べているフードやおやつに入っている場合が多いので食べているフードやおやつをアレルゲンの入ってないものに変える必要があります。 「環境性アレルギー」は、ハウスダストや花粉、カビなどを吸引したり接触したりした場合に痒みが引き起こされるので、シャンプーしてあげたり、部屋を掃除してあげたり、空気清浄機を使うことで症状を和らげることができます。しかし、症状が治まらない場合は、ステロイド剤や免疫抑制剤(免疫を抑え込むお薬)などを投与する必要もあります。 |
症状 | 血尿が出たり、排尿の回数が多くなったり、石が尿道に詰まり尿が出なくなります。 |
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原因 | リン酸アンモニアマグネシウム、シュウ酸カルシウムが結石の成分となり、原料となるミネラルの過剰摂取も原因の一つです。他にも尿のpH(水素イオン濃度が高すぎたり低すぎたりするのもよくなく、細菌感染で起こることもあります。 |
治療 | 細菌感染がある場合は、抗生物質の投与。結石は、小さいものなら結石溶解療法食で溶かすことも可能ですが、大きくなると手術でとります。 |
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